現金支払いのニーズ調査について
皆さまこんにちは!ブリースコーポレーションです。
今回は、私たちがユーザのみなさんにお聞きした、現金支払いのニーズに関してご紹介したいと思います。
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経済産業省は2018年4月に、クレジットカードや電子マネーなどで決済を行う「キャッシュレス決済」の比率を2025年には40%に高める目標を決めました。
しかし、キャッシュレス決済とは逆行して日米欧などの先進国で現金流通高が急増しています。データによると、クレジットカードなどを使うキャッシュレス決済比率の高い国も含む各国・地域で2018年までの5年間で2~4割も現金流通高が増えているというのです。
出所:日本経済新聞
最近ですとキャッシュレス、カードレスの未来の形ともいっていいAmazon Goの店舗でも現金対応をしてほしい消費者からの声で有人のレジでの現金対応を受け付けざるを得ないという状況もあり、世界的にみても現金に対するニーズが改めて認識されてきていると思います。
そこで今回は私たちが実施した現金支払いに対するインタビューの内容をご紹介したいと思います!
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インタビューでは家計管理をしている20~30代の女性10名、現金派の方々にお金の管理方法や、あえて現金を使う理由についてお聞きしました。
まずは、お金の管理についてです。
Q.日々のお金の管理について、お聞かせください。
“クレジットカードは使わないようにしている。後でまとまって請求が来るので、怖い。“
(30代女性)
“どんどん買って下ろされてくのが怖い感じがして、殆ど使わない。直にカードの期限が切れるので、更新しないで自分のカードは持たない。”(30代女性)
“クレジットカードは使っている感覚が無くなるのが嫌。”(20代女性)
回答内容を見ると、クレジットカードのようなキャッシュレスな決済手段はお金を使っている感覚がなくて怖い。といった意識があるようです。気が付いた時には使いすぎ、なんてことも起こり得る手段になりますので、管理はしっかりしないといけない、という意見もありました。
次に、コンビニ支払いも現金払いということで、なぜコンビニ支払いを支払方法に選ぶのかについてもお伺いしました!
Q.コンビニ支払いをする理由を教えてください。
“口座引き落としだと使った感覚がなくなるので嫌。(公共料金の支払い)”(20代女性)
“毎月こんなに使っていたのだと夫が認識してくれるので、そのためにもコンビニ払いにしている。(公共料金の支払い)”(20代女性)
“コンビニ支払いだとカードと違って毎月自分で見て払うので分かるから、家計管理がしっかりできる所が一番。(公共料金の支払い)”(30代女性)
“コンビニ支払いは銀行とかよりも楽で、今変えようという気はない。”(30代女性)
こちらの回答では自分が現金で支払うことにより、どの程度の支出があるのかしっかり把握したいという考えが多いように感じました。中には家族に支出を自覚させるため、という意見もありました(笑)
以上、コンビニ支払いも含めた現金支払いのニーズについてのご紹介でした。
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インタビューを通じて、現金派の方々は各個人で現金で支払いたい理由があり、あえてキャッシュレス決済はしないと決めている方が多いという印象を受けました。
ということは、今後どれだけキャッシュレス化が進んだとしても現金支払いがいい、という方は一定数存在する、という見方もできるのではないでしょうか?
決済方法を提供する側としては、すべての消費者をキャッシュレス決済にさせるのは難しく、現金で支払いたい消費者のニーズも理解する必要があるのではないかと思います。
最後に、現金派でももっと簡単にコンビニ支払いができる新たなサービスとして、弊社提供のPAYSLE(ペイスル)もぜひよろしくお願いいたします^^